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【アニメ】PSYCHO-PASS1期【見返してみた4】

PSYCHO-PASS

#5 誰も知らないあなたの顔

5話です。

タイトルが誰も知らないあなたの「仮面」から、

誰も知らないあなたの「顔」になっていますね。

アバターの「仮面」から素顔に代わっても

気づいてもらえない、理解してもらえない?

PSYCHO-PASSのタイトルはどれも意味深で

考えるのがおもしろいですね。

 

前回、六本木のクラブでタリスマン本人を

確保しようとしましたが、

ハッキング技術の高い謎の男に阻まれ失敗。

スプーキーブーギーから非難されるところからはじまります。

前回のラストでスプーキーブーギーの中の人、スガワラは

既にミドウに殺害されているのでこのスプーキーブーギーは

ミドウが演じているということですね。

 

公安1課では、宜野座さんは犯人の居場所を直接突き止めるため

アクセス履歴を辿り逆探知による捜査を行っていくことに。

狡噛さんは気になることがあるといい、

朱ちゃんとスプーキーブーギーの会話から何か

違和感を感じたのか、刑事の嗅覚が働いたのか、

スプーキーブーギーとの会話のログを辿ります。

 

ログをたどる前の朱ちゃんと征陸さんの会話は印象的でした。

ネットによる匿名性の高いやり取りは征陸さんにとっては違和感が強いようです。

朱ちゃんはネットも使いこなしていて現代っ子感ありますね。

でも言葉の端々で知識が豊富で聡明なところが見えます。

 

狡噛さんがログをたどる中で、

クラブ事件以前のスプーキーブーギーと、

今回会話したスプーキーブーギーとで言葉遣いが異なっていることに気づきました。

同時刻、宜野座さんは逆探知の場所を特定しますが、

犯人による罠であり爆発に巻き込まれます。

爆弾が作動したこともハッキングを行っていた男に伝わり、

ミドウにも自身が本格的に公安に追われていることを感づきました。

 

ハッキングの男は印象的な瞳をしてました。

この世界ではいろんな技術が発達しているので、

サイボーグなんかもあったりするんですかね?

 

宜野座さんを除いてかがりくん、弥生さんは無傷だったようです。

宜野座さんもかすり傷っぽいようですがね。

 

そしてミドウの犠牲となったスガワラショウコの遺体も発見されました。

朱ちゃんは同級生であった彼女が巻き込まれたことにショックを受けます。

狡噛さんから、囮に使ったわけでもない、彼女の情報を漏洩したわけでもない、

お前に落ち度はあったのか?昨夜の時点で犯人を逮捕できていれば

彼女は犠牲にならなかったかもしれない。これは全員の落ち度だ。

今はただ責任を果たすことだけを考えろ。と。

仏の供養にはそれしかない。と征陸さんも続きます。

普通ならそれでも自分を責めて落ち込みそうだなと思うんですが、

二人のことばで顔つきを変える朱ちゃんは本当に強い精神力を持っていますね。

まだ初々しい様子が多いですが、刑事としての適性はさすが高いようです。

 

公安局の分析室でまた新しい情報が発覚します。

あるお爺さんの名義で使用されていたアバター

お孫さんに頼みこまれ名義を貸していたアバターだそうですが、

お孫さんは半年前に事故死。

だが、当のアバターは今も活動を続けているそう。

中の人がいない幽霊アバターが続々と増えていきます。

アバターを複数所持することは難しくはないが、

アバターごとにキャラをしっかり変えて立ち振る舞っている

犯人の演技力は異常だといえます。

何故偽物に気づかない?と疑問に思う宜野座さんですが、

狡噛さんは本物も偽物もない。と答えます。

キャラが立っているアバターほど、ファンの期待に応えるほど、

それがそのアバターの「本物」になっていくんでしょうね。

中の人が変わったとしても、偶像をまつるように

ファンが求めるままのアバターだったとしたら、誰も気づかないでしょう。

それは確かに、本人よりもファンの方が理想のアバター

演じることが可能であるかもしれないですね。

犯人、ミドウは理想のアバターを求めるあまり、

本人を「いらないもの」と判断したのでしょうか。

 

公安1課は犯人を「熱狂的なファン」と判断し、

一人目の被害者やスガワラショウコが殺害された前後の時期で

コミュフィールドに訪れなくなったファンのアクセス履歴から

犯人を絞り込んでいきました。

被害者を殺害し、成り代わった時点で、

「ファン」としてコミュフィールドに訪れる必要がなくなった人物。

ひとりだけ該当する人物を探し当てることができました。

 

そして最終のアクセス履歴からミドウを追い込んでいきます。

違法ホログラムの対策には強い酒が必要なのさ。と

お酒の瓶を持ち込んでいた征陸さんですが、

最初はあれっ征陸さんてそんなアル中みたいだったっけ。

と思っていました。笑

(仕事中も酒飲みたいのかと思った)

 

ミドウの潜む高級そうなマンションに潜入、

部屋に踏み込みますがミドウの姿はみえない。

ミドウは内装ホログラムをクラッキングし、朱ちゃんたちを翻弄します。

ミドウはその隙をつき、逃亡。

ここで征陸さんが持ち込んだお酒を吹きながら火をつけることで

火災報知器を作動。反応した火災報知器のスプリンクラーによって

ホログラムを無効化させました。

ミドウの姿もはっきり見えるようになり、ドミネーターが作動。

 

ミドウの左腕を打ち抜きますが、痛覚遮断ドラッグを服用していた

ミドウはさらに逃亡します。

逃げ込んだ部屋には、ボタンを作動すると

タリスマン・スプーキーブーギー・レイニーブルーと、

これまで成り代わったアバター達のホログラムが

「おかえり」とミドウの前に現れました。

 

アバターに囲まれたミドウは「君たちは永遠の存在だ」

「君たちの尊さを壊したりはさせない。僕が必ず守るから。」

「かつて君たちに救われた僕が、これからは君たちと共に世界を導いていく」

 

その姿を別室で眺めていた男が、PCのキーボードを叩くと、

これまで穏やかな雰囲気であったアバターの様子が一変します。

「でもね、もうちょっとうまくできなかったかなあ。ミドウくん」

「ねえ君、寺山修司を読んだことは?」

 

あらゆるアバターの個性を熟知し、完全に模倣する。
何者にもなれる君の個性とはどのようなものなのか?
僕はとても興味があった。だから人を貸した。力を貸した。
 

槙島はこれまでミドウが演じていたアバターを乗っ取り、

ミドウが愛していたアバターたちの姿で声をかけます。

 

最後の幕引きくらい、借り物でなく君ならではの趣向をこらしてみてはどうか。

槙島は何者にもなれるミドウの本質を「からっぽ」だといいました。

錯乱するミドウは、そのまま追跡してきた公安により、

ドミネーターによって裁かれました。

 

槙島は、犯罪者になり得る者たちを扇動し、何かを試しているのでしょうか。

何を見たくてこのようなことを行っているのでしょうか。

 

事件後、宜野座さんは朱ちゃんへ今回君は十分よくやったと労います。

しかし朱ちゃんは犯人を突き止めたのは狡噛さんだと。

あんな風に犯人の思考を予測できるなんて。

 

宜野座さんは犯罪者と同じ心理傾向をもっているからこそできることだと話します。

それでも朱ちゃんは自分のことを慰めてくれた狡噛さんが

ミドウたちと同じ心の持ち主とは考えられないといいます。

 

宜野座さんは、執行官とは一線を引け。これは自分の経験則だ。

かつて過ちを犯した相棒を失った。彼を止められなかった。

君には同じ轍を踏んでほしくない。

そして人事課のファイルを朱ちゃんに渡しました。

 

そこには狡噛さんが元監視官であるということ、

未解決事件の捜査中、犯罪係数が急激に上昇し、

セラピーよりも捜査を優先した結果、執行官へ降格したことが記載されていました。

 

これで宜野座さんのこれまでの狡噛さんに対する態度の理由が

わかってきましたね。宜野座さんの言い分だと

昔狡噛さんと宜野座さんはいい相棒同士だったことが想像できます。

その相棒を失った原因が、犯罪者の心理を追い続けた結果であるのならば、

狡噛さんの捜査方法に反感を強く持つのもわかる気がします。

 

 

5話はここまでです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

また次回も書いていきたいと思います。

 

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