【アニメ】PSYCHO-PASS【見返してみた6】
PSYCHO-PASS
#7 紫蘭の花言葉
紫蘭の花言葉 「美しい姿」「あなたを忘れない」「変わらぬ愛」
7話です。王陵璃華子が父親のお見舞いに病院を訪れているところから。
王陵璃華子の独白は、シビュラシステムを非難する内容でしょう。
言われるがまま、それが正しいと疑わず、何も考えさせず、緩やかに死んでいく。
王陵の父親の病に関係しそうですね。
公園内の遺体が発見されました。
テイストは違うようですが、遺体の状態は標本事件にそっくりです。
狡噛さんは素直に宜野座さんの命令に応じます。
そして朱ちゃんもそれに同行することになりました。
犠牲者は標本事件の容疑者であったトウマコウザブロウの勤務先に
在籍している生徒であったため、操作は学園を中心に開始されます。
狡噛さんに同行した朱ちゃんは狡噛さんのトレーニングに付き添います。
スパーリング相手のロボットもぼこぼこにする狡噛さん、、、。
ドミネーターという強力な武器をもっていながらも、
過剰な戦闘訓練は必要なのかと朱ちゃんは狡嚙さんに問います。
狡噛さんの返答は「YES」。
強力な武器を扱うからこそ、それを扱う人物は強くてタフでなくてはいけない。
相手を殺すのはドミネーターではなく自分なのだからと、狡噛さんは話します。
基本的に執行官はドミネーターを監視官に扱わせないようにするのが通常なのでしょうか。危険地帯に潜入する際も執行官が先行してますしね。
監視官のPSYCHO-PASS値を濁らせないようにする、というのも理由でしょうね。
また、標本事件についてこっそり調べていたことを朱ちゃんは謝罪します。
狡噛さんの反応は意外にも怒らず、怒るとしたら事件を解決できていない
自分自身に怒りがわくと話します。対応は常に冷静で大人。
捜査を外されたことに対して宜野座さんを困らせるのもなんだしな。と。
しかしやり方はいくらでもあると、狡噛さんはにやっと笑います。
自分たちが戻らざるを得ない状況をつくればいいと話しました。
佐々山さんはどんな人物だったのか、狡噛さんはひとこと「くそ野郎」と
女好きで狂暴で、実に楽しいくそ野郎だった。
宜野座さんと狡噛さんのように、当時は監視官と執行官という関係でしたが
2人の間にも強い信頼関係があったのでしょう。
そんな佐々山さんが標本化される前、生きたまま解体されたとなれば、
3年経っても事件を究明するために捜査を続けていることも納得いきますね。
佐々山さんは事件の内容について、ひとつ手がかりを残していました。
ピンぼけした一枚の写真。タイトルは「マキシマ」。
学園内でも、犠牲者となった学生の噂は飛び交っているようでした。
霜月美佳もその話を聞きます。
良くないことには最初から近づかない、噂話もしない。
うかつに動くと、本当に危ない気がする。
彼女は学園内で起こっている不穏な気配を敏感に感じているようですね。
欠席が続く友人を心配する幼馴染に対して、突き放すように言います。
ですが、それでも心配する友人を放っておけなかったのか、
王陵璃華子であれば何か知ってるかもと話しました。
王陵の自宅内、中には不気味なモチーフの絵画などが多く飾られます。
王陵ともう一人、大きなベッドの中で父のことについて語ります。
父のことは尊敬していた、本当に素晴らしい絵描きだった。
でも務めを途中で放棄して、父は死んでしまった。
父の跡は娘である自分が引き継ぐ。そういってめくったシーツの中には
事切れているヨシカがいたのでした。
また場面が変わります。ある立派な邸宅で槙島と、中年~高年くらいの
年代の男性が会話をしていました。
ユーストレス欠乏症とは、過度のストレスケアによる弊害だとのことです。
ある程度のストレスや刺激は人にとって活気を与えてくれるものになり得るけども、
シビュラシステムの普及によってPSYCHO-PASS値が重要視されたこともあり、
人生の活気や意欲になるストレスまでも排除してしまったらどうなるか?
それがユーストレス欠乏症ということでしょうか。
PSYCHO-PASSの世界観ならではの架空の病気でしょうが、
認知症などにも近いものがありそうですね。
槙島は「生ける屍」と表します。
前話でもあったように現代嗜好品であるお酒なども制限が強いみたいなので、
いまわたしたちが普通に享受している娯楽は極端に減っているかもしれませんね。
ホラー映画とかもかなり少なくなってそう。
王陵の父は、シビュラシステムの普及は歓迎していたそうです。
しかしその代償に自身の芸術家としての才能は奪われ、
自身もベッドから起き上がれない体になり、命を落とした。
男性の言う通り、王陵璃華子の犯行の動機は父親の復讐でしょうか。
願わくば、さらに向こう側の意味を見出してほしいものですがね。
槙島のこの言葉の意味はなんでしょうか。
王陵璃華子は学園内のある地下室に向かいます。
地下室には手術台のようなベッドと、さまざまな機械が置かれており、
そして一人の男が王陵を待っていました。
男は、ミドウの事件のときにもハッキングで関わっていた人物。
王陵にはチェ・グソンと呼ばれています。
王陵はチェ・グソンに、人体の標本化のための薬品類を依頼していたようです。
薬品類をつくった人物はこの薬品類で特許をとったり商売をするよりも、
槙島を楽しませることが有意義だと思ったようです。
槙島にはあるカリスマ性が強いようですね。
チェ・グソンも槙島と一緒にいることで童心に帰る気がすると語ります。
チェ・グソンは精巧なホログラムで学生に扮装して学園内に潜入できたようです。
ホログラムかはわかりませんが、声すらも自在に変えられるんでしょうか?
2人目の犠牲者が発見されたころ、王陵の下に霜月からアドバイスを受けた通り、
河原崎が訪ねてきました。
ヨシカを心配して訪ねてきた河原崎に、王陵の魔の手がかかりました。
今回の話では、シビュラシステムによって平和な世界が実現できたものの、
裏ではシビュラシステムによって才能や生活がつぶれてしまった人々も
いるということが明かされてきました。
芸術家たちは特にこのシステムの影響を受けそうですね。
征陸さんのように趣味で続けている人もいるようですが、
征陸さんは既に執行官の身ですしね。
芸術は精神面にも大きく影響がでそうな感じもあるので、
PSYCHO-PASS値の変動を気にして辞めてしまう人もいるでしょう。
その結果のひとつが王陵の父のような人たちなのでしょうか。
いろいろ考察がおもしろそうな内容も多く、
次の話も楽しみです。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
次回もまた書いていきたいと思います。